顧客のホームページから直接セールスを行うフォームマーケティング。
名前は聞いたことはあるけど、どのような営業活動なのかよく分からないという方は多いのではないでしょうか。
また、フォームマーケティングを具体的にどのように行えば効果的なのかと疑問に感じる方も少なくありません。
そこで本記事では、フォームマーケティングの概要をはじめ、手順や注意点などを解説します。
フォームマーケティングとは
フォームマーケティングとは、顧客となる企業が運営しているサイトにあるお問い合わせフォームから直接セールスを行うマーケティング手法です。そのため、「お問い合わせフォーム営業」とも呼ばれています。
お問い合わせフォームを活用することでコストをほぼかけずに営業でき、顧客の目に止まりやすいといった特徴があります。
メールマーケティングとの違い
フォームマーケティングと似た営業方法として、メールマーケティングが挙げられます。
名前も似ていることもあり、違いがよく分からないという方は多いのではないでしょうか。
フォームマーケティングは上述した通りですが、メールマーケティングは多数の企業に対して営業メールを一斉送信するというマーケティング手法です。
メールマーケティングの場合は一斉に営業メールを送信できるため、幅広く営業活動を行えます。
しかし、見てもらえる可能性や反応してもらえる可能性は低く、迷惑メール扱いになることも少なくありません。
フォームマーケティングの手順
フォームマーケティングは一見難しいように感じるかもしれませんが、手順はシンプルです。
- まずはゴールを設定
- 営業リストを作成
- 魅力的な文章を作成
- 送信結果の確認
フォームマーケティングの主な手順を見ていきましょう。
まずはゴールを設定
顧客に営業メールを送信する前に、まずは明確なゴールを設定しましょう。
ゴールが曖昧だと着地点が見つけられず、時間を費やしたのに効果を得られなかったということになりかねません。
「サービスに登録してもらう」「商談を成功させる」といったはっきりしたゴール設定が必要不可欠です。
営業活動を始める前は、何のためにフォームマーケティングを行うのかを明確にした上で取り組むようにしましょう。
営業リストを作成
フォームマーケティングに必要な要素として、営業リストの作成が挙げられます。
反応があった企業をリスト化していけば、契約成立する可能性を高めることが可能です。
また、営業リストがあればフォームマーケティングを行った際の顧客の反応も一括管理できるため、次の営業活動の際にも参考にできます。
営業したい顧客の反応などを具体的にリスト化し、しっかり管理するように心がけましょう。
魅力的な文章を作成
魅力的な文章を作成し、興味を惹かせることも大切です。
メールを送信したとしても、その文章に魅力を感じなければ顧客は興味を示してくれません。
フォームマーケティングを行う際は、商品やサービスを魅力的に伝えるセールスレターを意識することが重要です。さまざまな企業にメールを送信する際は文章を使い回すのではなく、企業ごとに合った文章に変えるとよりセールス効果が高まるでしょう。
送信結果の確認
商品やサービスを魅力的に伝えるセールスレターを送信したあとは、送信結果を確認するようにしましょう。
好印象な連絡を返してきた企業をターゲティングしておき、チャンスを逃さないように管理することがポイントです。
一方、連絡の返事がなかった企業は「より良い提案をする」「リストから外す」といったアクションを行い、結果を記入しておくと良いでしょう。
間違えて同じ内容を送ってしまったり、しつこく営業をかけてしまったりすると印象が悪くなるので、そうならないようにしっかりと管理してください。
フォームマーケティングのメリット
フォームマーケティングの主なメリットは、以下の3つです。
- ターゲット企業のHPがあればすぐにアプローチ可能
- メールよりも開封率が高い
- 決裁者につながりやすい
それぞれのメリットを具体的に見ていきましょう。
ターゲット企業のHPがあればすぐにアプローチ可能
フォームマーケティングの最大の魅力として、企業のHPがあればすぐにでもアプローチができることが挙げられます。
たとえ相手の連絡先を知らなかったとしても、HPがあれば手軽に営業活動を行うことが可能です。
「名刺に記載されているメールアドレスに送ってみたけど、使われていないアドレスだった」というトラブルは多いですが、HP経由であれば間違えることなく顧客に営業メールが送信できます。
メールよりも開封率が高い
お問い合わせフォームは、本来お客さまの疑問やトラブルを解決するために利用されるフォームです。そこへ直接営業メールを送信するため、開封してもらえる可能性が高い傾向にあります。
また、メールマーケティングのように迷惑メール扱いになる心配もないため、目を通してもらいやすいでしょう。
それにも関わらず相手から反応がない場合は、関心がないのだと見切りをつけて切り上げられるようになるため、時間を無駄にすることなく効率的に営業活動を行えるというメリットもあります。
決裁者につながりやすい
フォームマーケティングは顧客先の決裁者につながりやすいというメリットがあります。上述した通り、お問い合わせフォームからはお客さまからの相談やトラブルなどの連絡が入るため、しっかりと目を通して対応をしなければなりません。
特に中小企業の場合は、役職に就いている方や決裁者自身の目に止まりやすい傾向にあり、いきなり決裁者へ営業できる可能性もあります。
フォームマーケティングのデメリット
さまざまなメリットがあるフォームマーケティングですが、デメリットも存在します。
- 自社で行う場合はリソースがかかる
- クレームが発生することも
それぞれのデメリットについて具体的に見ていきましょう。
自社で行う場合はリソースがかかる
フォームマーケティングは比較的簡単にできるとはいえ、準備しなければならない要素が多くあります。特に。文章作成やリスト管理、送信結果確認などはフォームマーケティングを行う上で欠かせません。
また、魅力的な文章を作成するためには、ライティングスキルも求められるでしょう。
そのようなことを自社ですべて完結させるとなるとリソースが多くなってしまい、企業によっては業務が回らなくなってしまう可能性があります。
自社で行うのが難しいと感じる場合は、営業代行サービスを検討してみると良いでしょう。
クレームが発生することも
上述した通り、フォームマーケティングはお問い合わせフォームから営業メールを送信する手法です。
そのため、顧客にとって迷惑になることは珍しくなく、クレームが発生する可能性があることも視野に入れておかなければなりません。
HPによっては「セールスお断り」としている場合もあり、確認を怠って営業メールを送信してしまうと会社の信用を失うことにつながります。
フォームマーケティングは手軽に営業活動が行えますが、同時にリスクも存在することを理解しておきましょう。
フォームマーケティングの注意点
フォームマーケティングのメリットやデメリットを解説しましたが、それらを踏まえて注意すべきことも存在します。
場合によっては法律に触れてしまう可能性もあるため、知っておかなければ思わぬトラブル発展しかねません。
- 特定電子メール法の対策をする
- コピペの文章は送らない
- 重複配信しないようにする
ここでは、注意すべきポイントを3つご紹介します。
特定電子メール法の対策をする
フォームマーケティングは、使い方を誤ると「特定電子メール法」に引っかかってしまう可能性があります。
特定電子メール法には「迷惑メール防止法」という俗称もあり、広告や宣伝、迷惑メールなどを規制するための法律です。
特に注意しなければならないのが、受信拒否の人に送信した場合や同意のない人に送信した場合です。HPに「セールスお断り」と載っている場合は、電子メール法が適用される可能性があるので注意してください。
コピペの文章は送らない
フォームマーケティングにおいて「コピペ」をすることは推奨できません。
効率よくフォームマーケティングを行うにはある程度の文章をフォーマットとして活用することも必要ですが、基本的には企業ごとに1つ1つ内容を変更してください。コピペであることがバレてしまうと、やはり良い印象は与えられません。企業ごとにしっかり響くセールスライティングを行いましょう。
重複配信しないようにする
基本的なことにはなりますが、営業において「重複配信」をしないようにすることは必須です。何度も同じ内容の営業文が送られてくると会社としての信頼を失ってしまいますし、迷惑行為になり電子メール法に引っかかる可能性も出てきます。
主にリスト管理や配信状況の管理をしっかりと行うことで、この問題は防止できるでしょう。しっかりとリスト管理をして、フォームマーケティングを成功へと導いていきましょう。
フォームマーケティングの代行なら「カイタク」にご相談ください
この記事ではフォームマーケティングの手順やメリット・デメリットについてご紹介しました。お問い合わせフォームに営業メールを送るというシンプルな方法にも思えますが、セールスライティングやリスト管理、結果送信確認など、管理しなければいけないことが多くあることがわかりました。ライティングスキルも求められるため、初めて行う際にはさまざまな知識も必要になってきます。
そんな時に頼りになるのがフォームマーケティング代行サービス「カイタク」です。
最後に、カイタクの特徴や利点をご紹介します。
貴社に最適化した見込み顧客リストを作成します
フォームマーケティングを始める際にまず行うのが見込み顧客の選定です。
事前のご相談で細かく条件を出していただければそれらをクリアした見込み顧客リストを作成しますし、見込み顧客が定まっていない場合はこちらで貴社に最適化した見込み顧客リストを作成します。
顧客リストを作成する時間は別の業務に回せるので、営業担当者の負担も減らせるでしょう。
結果に応じて3つのプランを毎月自由に変更可能です
カイタクでは、初回限定のトライアルをはじめ、結果に応じて毎月自由に変更可能な3つのプランをご用意しております。
プラン名 | 価格 | 送付件数(月) |
トライアル | 1万円(初回) | 100件 |
ライト | 15万円 | 600件 |
ベーシック | 18万円 | 600件 |
スタンダード | 24万円 | 800件 |
プランによって送付件数や電話フォローなどのサービス内容は異なります。プランに迷っていてご相談されたい場合や、資料請求もお気軽にご連絡ください。
フォームの文面はプロのライターが担当します
フォームマーケティングで最も重要なのはフォームの内容や文面です。実際にお問い合わせフォームからセールスレターを送っても、文面に魅力がないと相手にしてもらえません。
文面に魅力がなければ営業として成り立ちませんが、カイタクではセールスレターの制作実績を積んだプロのライターが文章を毎月複数作成します。
また、文面のA/Bテストを繰り返し行うことで、アポイント獲得率を向上させることも可能です。
まとめ
今回はフォームマーケティングについて詳しくご紹介しました。
フォームマーケティングは、メールよりも開封率が高いことや、ターゲット企業のHPがあればすぐにアプローチ可能である気軽さから、近年注目されている営業方法です。
しかし、リスト管理や魅力的なセールスライティングができなければ、成約につなげることはできません。
フォームマーケティングを始めたいけど知識がない、他の営業方法とフォームマーケティングを併用したいという場合は、「カイタク」を始めとしたフォームマーケティングの代行サービスを利用するのも良いでしょう。
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カイタクは、フォーム送信自動化ツールや従来の送信代行企業とは異なり、プロのライターによる訴求メッセージの作成と、目標に照らしたオリジナル送信先リストの作成に加えて、月1回の「勝ちパターン探し」の戦略会議を特徴としています。
テレアポ・手紙・FAXも組み合わせたマルチチャネル営業
また、新規営業のアポの獲得の成功率には、ライティング(訴求メッセージの作成)とターゲティング(送信先リストの作成)の組み合わせのほかに、営業チャネル(コミュニケーション媒体)も大きく影響します。カイタクでは、「フォーム送信」「フルコール(テレアポ)」「手書き風手紙」「FAX DM」などの媒体を組み合わせた「マルチチャネル営業」も得意としています。
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