近年では、自社の営業活動の強化を図るなどの理由により、営業代行サービスを利用する企業が増えつつあります。
しかし、「営業代行会社を利用して費用対効果は得られるのか」「どういった会社に依頼すれば良いか分からない」などと悩む個人事業主はいるのではないでしょうか。
そこで今回は、個人事業主におすすめの営業代行会社をはじめ、利用することで得られるメリットや利用する際の注意点などを解説します。
また、料金体系や費用相場も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも営業代行とは
営業代行とは、高い営業力を持つ営業担当者が依頼者に代わって一連の営業プロセスを代行するサービスです。
主な代行内容としては、「新規開拓営業」「マーケティング戦略の提案」「テレアポ」などが挙げられます。
専門知識を豊富に持ち、営業に特化した営業代行サービスに依頼すれば、より効果的な営業活動を行えるようになるでしょう。
ただし、営業代行会社にはそれぞれ特色や強みが異なるので、利用を検討する際は注意してください。
詳しくは以下のページでも解説しています。
『営業代行の仕事内容とは?メリット・デメリット・選び方・利用するタイミングは?』
営業代行が必要になりつつある時代背景
営業代行は近年高まっている起業志向により、スタートアップ企業数が増加しつつあります。
しかし、自社で営業担当者を確保できていない場合が多く、その結果営業代行を利用する企業が増えています。
また、現代の日本では少子高齢化が加速しており、人材不足に悩まされている企業も少なくありません。
さらには、ノウハウなどのリソース不足によってあらかじめ立てた戦略通りに営業活動が進まないことも理由の一つです。
このような背景があることから、営業代行の必要性が高まりつつあるといえます。
個人向けのおすすめの営業代行会社10選
個人事業主におすすめの営業代行会社は以下の10社です。
- 株式会社イメジン
- 株式会社GLOXY
- 株式会社アソウ・ヒューマニーセンター
- 株式会社エッグトゥコミュニケーション
- 株式会社レイゼクス
- 株式会社イクイップ
- 株式会社ビィ・プランニング
- NetReal株式会社
- 株式会社タスク
- 株式会社アイランド・ブレイン
ここでは、各営業代行会社の特徴やメリットなどを詳しく紹介するので、個人の目的や用途に合わせて適切な営業代行会社を選択して利用するようにしましょう。
株式会社イメジン
株式会社イメジンより提供しているサービス「KAITAK(カイタク)」は、企業の問い合わせフォームから効率的に営業するBtoB事業者向けの営業代行サービスです。
比較的リーズナブルな価格で利用することができ、リード数を増やせる可能性が高く、メール営業や電話営業の代行も依頼できます。
訴求力の高い文案のライティングや反応率が高い法人営業先リストの作成の他、選択式のマルチチャネルを採用しています。
さまざまな業界にも対応可能であり、伴走型スタイルで自社にノウハウが蓄積しやすい点もメリットの一つです。
公式サイト:カイタク
株式会社GLOXY
株式会社GLOXYは、北海道札幌市に本社を構えている営業代行会社です。
顧客と喜びを分かち合いながらともに成長するセールスパートナーを掲げており、完全成果報酬型のテレアポ代行サービスを提供しています。
また、「自社のアポ率を高めたい」「商材に合った営業リストがほしい」などを考えている企業向けに専用トークスクリプトの作成や、売上拡大につながる広告媒体の企画と選定も行っています。
テレアポ代行サービスは完全成果報酬型を採用しているため、結果が出なかった月は料金が発生しません。
そのため、費用を抑えたいと考えている個人事業主でも利用がしやすく、試しに利用してみたいと考える方にもおすすめです。
公式サイト:株式会社GLOXY
株式会社アソウ・ヒューマニーセンター
株式会社アソウ・ヒューマニーセンターは1984年に設立し、営業代行サービスをはじめ、派遣サービスや転職支援サービスなど、マルチに展開している企業です。
営業代行サービスでは、新規顧客開拓を目指したテレアポ代行を提供しており、勤続年数3年以上の経験豊富なスタッフが対応しています。
その結果、これまでに11,000件以上の取引実績を誇っており、初めて営業代行サービスを利用する方でも安心です。
料金は成果報酬プランを採用しており、ターゲット1社100円+成果報酬となっているので予算が限られている個人事業主でも利用しやすいでしょう。
公式サイト:株式会社アソウ・ヒューマニーセンター
株式会社エッグトゥコミュニケーション
株式会社エッグトゥコミュニケーションは個人事業主をはじめ、中小企業や大手企業などの幅広い層に営業代行サービスを提供している営業代行会社です。
訪問営業や飛び込み営業、ルート営業などに対応した「ダイレクト営業フィールドサービス」を提供し、営業のマーケティングからクロージングまでの営業手法を構築します。
また、新規営業のルート作成を行う「インサイドセールス」も手掛けており、営業トークのマニュアル作成や構成も行っています。
固定費+成果報酬型を採用しているので初期コストはかかってしまう反面、幅広い範囲で営業代行を行ってくれるので、さまざまな業務を代行してもらいたいと考える方におすすめです。
公式サイト:株式会社エッグトゥコミュニケーション
株式会社レイゼクス
株式会社レイゼクスは、個人事業主や中小企業に向けた営業代行サービス「0っと(ゼロット)」を提供している営業代行会社です。
戦略立案から商談サポートまでワンストップで提供しており、アルバイトのようなコストで新規案件獲得が目指せるのが特徴です。
また、新規で安定した売上を出せる体制をゼロから構築しているので、収益アップの実現がしやすいのも魅力の一つでしょう。
その他にも、ロボットによる業務効率アップを図った自動営業マシーン「連続送受郎」や、専任スタッフが手作業で封入・発送する手紙営業サービス「ド派手に届けルン」などを手掛けています。
公式サイト:株式会社レイゼクス
株式会社イクイップ
株式会社イクイップは、業界一気軽に使えるコールセンターを目指しており、1コール99円の業界最安値のテレアポ代行サービスを提供している企業です。
中小企業を対象に幅広い業種に対応しており、これまでの実績は500社以上であり、設立以来10年以上のノウハウが蓄積しています。
また、テレアポ代行やコンサルティングなども手掛けており、営業力の強化やアウトソーシングに特化したサービスの提供も行っています。
「営業を強化したいけど時間と予算が限られている」などを思う個人事業主におすすめの営業代行会社です。
公式サイト:株式会社イクイップ
株式会社ビィ・プランニング
株式会社ビィ・プランニングは、アウトバウンドに特化しており、新規顧客を得意としているテレアポ代行会社です。
顧客が思い描くビジネスをヒアリングし、プロセスの分析やアウトソーシングプランの立案などを提供しています。
その他にも、硬度の高い見込み顧客リストの作成するためのチラシ・DM作成なども手掛けており、PDCAサイクルも定期的に回しながら目標達成の支援を行っています。
公式サイト:株式会社ビィ・プランニング
NetReal株式会社
NetReal株式会社は、業務効率化とコストカットを叶える営業代行サービス「NetReal+」を提供している営業代行会社です。
法人リスト作成やFAXDM、メール配信、電話営業代行など、幅広く提供しており、ユーザー登録利生者数は35,000社を突破しています。
その中でも、法人リストは約600万件のデータから無料で検索でき、地域や業種の絞り込み機能も充実しているため、自社独自のリスト作成ができます。
NetReal株式会社が手掛けるサービスは、ネットから好きなタイミングで利用できるのも嬉しいメリットです。
公式サイト:NetReal株式会社
株式会社タスク
株式会社タスクは、個人事業主や中小企業に向けて営業代行サービス「営業代行JP」を提供している企業です。
展示会営業や訪問営業、電話営業、問い合わせフォーム営業など、さまざまな営業代行に対応しているのが特徴です。
各種商材で販売実績第1位を獲得しており、豊富な知識を持つプロの営業スタッフが売上アップを支援してくれます。
初期費用はかからず、1回切りの訪問営業や電話営業にも対応してくれるので、「試しに依頼してみたい」と考えている場合でも気軽に依頼できます。
株式会社アイランド・ブレイン
株式会社アイランド・ブレインはBtoB専門の営業代行を展開し、アポ獲得に特化したサービスを提供している企業です。
これまでに55業種3,000社以上、累計90,000件以上の商談実績があり、圧倒的な評価を得ていることが伺えます。
営業代行サービス以外にも営業コンサルサポートがあり、自社の課題を発見してより良い営業活動を行えるように支援してくれます。
利用料金は完全成果報酬型なので無駄な営業コストは発生せず、初めて営業代行会社を利用する方でも安心できるでしょう。
公式サイト:株式会社アイランドブレイン
個人が営業代行を利用するメリット
個人事業主が営業代行を利用するメリットは主に3つです。
- 営業力の向上が期待できる
- コスト削減につながる
- 気づけなかった営業課題を発見できる
ここでは、それぞれのメリットを具体的に紹介します。
営業力の向上が期待できる
個人事業主が営業代行を利用することで、営業力の向上が期待できるようになります。
自社だけで営業を行う場合、営業担当者の経験やノウハウによって営業力が決まるといっても過言ではなく、営業に長けた人材がいなければ売上アップが期待できません。
一方で、営業代行会社であれば営業のプロがさまざまな手法で効果的に成果を出してくれるので、自社が手掛けるサービスや商品の売れ行きが改善されます。
また、営業スタッフの経験や専門性を通じて営業のクオリティもアップし、新規顧客の獲得にもつながるでしょう。
コスト削減につながる
コスト削減につながるのも、個人事業主が営業代行を利用するメリットの一つです。
自社で営業担当者を確保する場合、人材を募集する費用や教育するための手間など、さまざまなコストが発生します。
特に教育には時間と労力がかかり、人手不足だと十分な教育体制を整えることは難しいかもしれません。
そのような場合は、営業代行サービスを利用することで営業ノウハウを蓄積しているプロに営業してもらえるようになり、自社にかかるコストを大きくカットできるでしょう。
気づけなかった営業課題を発見できる
個人事業主が営業代行を利用すると、気づかなかった営業課題の発見につながります。
自社だけで営業活動していると隠れている営業課題に気づけない場合も多く、思うように商材が売れないと悩んでしまうことは珍しくありません。
そこで、営業代行サービスを利用し、外部の営業担当者を入れることで自社だけでは見えなかった課題や弱点が明確になり、アプローチをかけられるようになります。
営業課題をしっかり対処し、確実な改善を図っていけば営業活動効果のアップにもつながるでしょう。
個人が営業代行を利用する際の注意点
個人事業主が営業代行を利用すればさまざまなメリットを得られますが、注意点を理解しておく必要があります。
さまざまな注意点がありますが、その中でも特に気をつけたいのが以下の3つです。
- 営業成果を得られるとは限らない
- 営業内容を把握しづらい
- 営業代行会社によって得意不得意が異なる
事前に注意点を理解しておけば前もってトラブルを回避でき、より効率的な営業活動を行えるようになるので、一度確認しておくことをおすすめします。
営業成果を得られるとは限らない
営業代行サービスを利用すれば営業効率や売上の向上、自社にかかる手間やコストの削減などが期待できますが、必ずしも営業成果が得られるとは限りません。
営業代行会社へ依頼しても、「成果がイマイチ」「費用対効果に合ってない」などが起こってしまう可能性があります。
そのような状況を回避するためにも、営業代行サービスを利用している際は定期的に効果検証を行うと良いでしょう。
数回に分けて効果検証を行い、思うような成果を得られていないと感じる場合は、他の営業代行会社の利用を検討することをおすすめします。
営業内容を把握しづらい
営業代行は外部へ営業活動を委託するため、営業代行会社が行う営業活動の内容を把握しづらいといった懸念点が存在します。
自社のみの営業活動であれば情報共有などは比較的簡単ですが、外部となると意識的にコミュニケーションを図らなければ現状の把握が難しくなります。
営業活動の内容がイマイチ分からないにも関わらず放置してしまうと、「自社の目的や目標と離れてしまっていた」などの状態になりかねません。
そうならないためにも、定期的に会議を開いてコミュニケーションを図り、活動内容をしっかり把握するようにしましょう。
営業代行会社によって得意不得意が異なる
営業代行会社によって得意な分野・不得意な分野があることも理解しておく必要があります。
一口に営業代行会社といっても特徴や強み、規模などはさまざまであり、マルチに展開している企業もあればピンポイントで展開している企業もあります。
自社の商材にマッチしている営業代行会社を選ばなければ、思うような営業効果は得られません。
営業代行サービスを利用する際は、「どのような分野を得意としているか」「どのような手法を採用しているか」などを比較し、自社に合った営業代行サービスを見つけることが肝心です。
営業代行会社の料金体系・費用相場
営業代行には「成果報酬型」「固定報酬型」「複合型」の3つの料金体系があり、それぞれ特徴が異なります。
ここでは、各料金体系の特徴や費用相場を紹介するので、営業代行サービスを利用する際に役立ててください。
成果報酬型
成果報酬型は、アポの獲得や商材の受注など、明確な成果が出た場合に報酬を支払う料金体系です。
成果が得られない限り費用は発生しないため、固定で支払う余裕がない場合や余計なコストを抑えたい場合におすすめです。
ただし、成果報酬型は成果率○%といった歩合制が多く、成果によっては固定報酬型よりも高くなってしまう可能性があります。
また、成果によってかかる費用が変わってくるので、前もって予算を明確に立てられない点にも注意してください。
固定報酬型
固定報酬型は成果に関係なく、毎月決まった固定費を支払う料金体系です。
成果報酬型とは異なり、売上や業績によって報酬が変わるわけではないため、予算が立てやすい特徴があります。
また、活動報告や課題のフィードバックなどのサポートもサービス内容に含まれていることが多く、今後の営業活動をより効果的にしたい場合に有効でしょう。
ただし、固定報酬型は成果が出ていても出ていなくても一定額を支払わなければならず、結果が得られるかどうか分からない初期段階から料金を支払わなければなりません。
長期間利用するとそれだけランニングコストがかかるので、あらかじめ理解しておくことが大切です。
複合型
複合型は上述した成果報酬型と固定報酬型を組み合わせた料金体系です。
ベースは成果報酬型を採用し、活動経費などの最小限必要なサービスを固定報酬型のように決まった費用が発生するのが特徴です。
成果報酬型と固定報酬型のメリットを兼ね備えている反面、料金体系が複雑化しやすく予算が立てにくい可能性があります。
また、複合型を採用している企業によっても成果報酬型と固定報酬型の割合が異なるため、正確な料金を知りたい場合は問い合わせる必要があります。
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結果に応じて自由に変更できるマルチチャネルプランも用意しているので、状況に合わせてプランを変更できます。
また、営業戦略の立案からともに伴走するため、今まで営業代行で思うような成果を得られなかった方でも新しい視点の獲得が可能です。
まとめ
個人事業主は中小企業や大手企業とは異なり、営業活動を自社で補う場合が多く、負担は少なくありません。
そのような状況を緩和させるためにも、営業代行会社の利用がおすすめです。
上記で紹介した通り、さまざまな営業代行会社があるので、自社に合った営業代行会社を選ぶようにしましょう。
カイタクでは個人事業主向けの営業サポートも提供しているので、「効果的な営業をしたい」「プロに営業を頼みたい」などを考えている場合は、ぜひ一度カイタクにご相談ください。
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また、新規営業のアポの獲得の成功率には、ライティング(訴求メッセージの作成)とターゲティング(送信先リストの作成)の組み合わせのほかに、営業チャネル(コミュニケーション媒体)も大きく影響します。カイタクでは、「フォーム送信」「フルコール(テレアポ)」「手書き風手紙」「FAX DM」などの媒体を組み合わせた「マルチチャネル営業」も得意としています。
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