営業代行を依頼する際に、会社とフリーランスのどちらにも特徴や、メリット・デメリットがあるので、どちらへ依頼をするか迷ってしまうこともあるでしょう。
あなたの会社にはどちらの特性がマッチするのかはもちろん、費用対効果や中長期的な活用方法なども重要な検討要素です。
この記事では、営業代行会社とフリーランス営業の特性や、メリット・デメリット、料金相場を解説します。
また、状況別にどちらを利用すれば良いのかについてもまとめているので、アウトソーシング先を検討する際の参考にしてください。
営業代行会社へ依頼するメリット
営業代行会社へ依頼するメリットは多く、すべてをうまく活用できれば大きな利益をもたらしてくれます。
個人ではなく、組織として運営されているからこそのメリットが多く、自社にマッチした会社なら、ほとんどの作業を任せることが可能です。下記の5つがメリットして挙げられます。
- 多くのリソースを動かすことができる
- 発注者の工数が少なくて済む
- 豊富なノウハウで多くのケースに対応できる
- 現状の進捗を把握しやすい
- 全員の能力が一定以上
多くのリソースを動かすことができる
豊富なリソースを持っており、組織的に動くことができることが営業代行会社の大きな強みの1つです。営業のプロが数多く在籍しているため、複数名で稼働した方が大きな利益を見込めるプロジェクトの場合に適しています。
また、フリーランスはリソースの確保を安定的に行うことが難しいケースもあるため、安定的なリソース供給を行えることも営業代行会社の魅力と言えます。
発注者の工数が少なくて済む
営業代行会社は各営業担当のマネジメントも行ってくれるため、発注者側の工数を少なくすることが可能です。
例えばテレアポで一斉架電を行う場合でも、戦略を練って作業し、結果の管理まですべて一括で行います。したがって、組織を統括するマネジメント業務を依頼する場合も営業代行会社を利用することがおすすめです。
豊富なノウハウで多くのケースに対応できる
営業代行会社は、組織として培ってきた数多くのノウハウや独自の強みがあるので、専門分野だけでなく、様々なケースに幅広く対応できます。
競合他社と差別化を図るために作り上げた販売ルート、営業戦略はフリーランスにはない強力な武器です。
特に、試行錯誤を繰り返して成長を続ける営業代行会社はその傾向が強く、より質の高いサービスを柔軟に提供してくれる可能性が高くなります。
現状の進捗を把握しやすい
営業代行会社は、マネージャーが営業マン一人ひとりを管理しており、タスク管理や営業進捗管理、ステータス管理まで漏れなく行うことが可能です。
マネージャーを通して進捗を容易に知ることができるのはもちろん、事業のフェーズに応じて人員の拡大や縮小などのコントロールも的確に行うこともできます。
全員の能力が一定以上
営業代行会社は、数多くのノウハウや独自の戦略を活かし、様々な業界の営業を支援してきた実績がある営業のスペシャリストの集まりです。
会社の人材全員が最新の市場動向を理解しているので、課題に対して最適な提案を出してもらえます。
一方、フリーランスは、ある程度実績や経歴で判断はできるものの、実力は依頼してみるまで分かりません。そのため、依頼が完了しても、結果として期待していた成果が得られない場合もあります。
営業代行会社であれば、依頼の種類にかかわらず、暗転した成果が期待できるのでおすすめです。
営業代行会社へ依頼するデメリット
営業代行会社に依頼するデメリットは大きく分けて2つあります。
- 費用がかかる
- 依頼に対する柔軟性に欠ける
依頼費用が高い
依頼報酬はフリーランスよりも営業代行会社のほうが高くなる場合が多いです。費用に関しては、成果報酬型、固定報酬型、ふたつを組み合わせた複合型が存在し、その形態や依頼する営業内容によって変動します。
基本的に成果報酬型のほうが割高になる場合が多いですが、最も一般的な形態は固定報酬型になります。相場に関しては扱う商材にもよりますが、平均して営業1人あたり月50万円~60万円程度(日当2.5万円~3万円)ほどです。
営業代行会社は個人のスキルではなく、会社組織のノウハウを提供するので、フリーランスよりも多く費用がかかります。
また、フリーランスは実績によって依頼料が変わるため、かなり安く依頼を出せる場合もあります。そのため、営業代行会社とフリーランスを比較して、費用の差を検討することが大切です。
依頼に対する柔軟性に欠ける
営業代行会社は組織として動いている以上、メリットも多いですが、柔軟性に欠けるというデメリットもあります。
なぜならサービス内容や、営業の基本的な仕組みはすでに会社として決まっているものを使用するので、その範囲を超えた注文には対応できない場合が多いためです。
また、急な変更や無理のある注文への対応は、組織を混乱させる要因にもなります。したがって、依頼する前に入念な打ち合わせをするのはもちろん、柔軟性を求めたいのであれば、フリーランスに依頼することがおすすめです。
フリーランスへ営業代行を依頼するメリット
フリーランスに営業代行を依頼するメリットは2つあります。
- 依頼費用を抑えることができる
- 出した要望に応えてもらいやすい
依頼費用を抑えることができる
フリーランスは個人ごとに費用を設定しているため、相場よりも安い費用で請け負ってくれる人材が見つかる場合もあります。条件の交渉もしやすく、折り合いさえつけることができれば、予算よりも低い金額で合意することも可能です。
仮に、営業代行会社と同等の成果をあげた場合は、報酬が安く済むため、費用対効果が高いといえます。
しかし、実績あるフリーランスは報酬が営業代行会社よりも高く設定されている場合もあるので、人材の選定と交渉はしっかりと行いましょう。
こちらの要望に応えてもらいやすい
フリーランスは個人で動いているぶん、営業代行会社よりも柔軟な対応を期待できます。理由としては、明確なサービス内容が決められていないうえに、依頼に対して利益を求めるので、できるだけ要望に応えようとするからです。
営業代行会社にはない、独自の新しいサービスを出している場合もあります。ニーズに合わせた柔軟な対応を求めるなら、フリーランスに依頼するのがよいでしょう。
それぞれ個性的な強みがある
フリーランスは競合との差別化を図るために、自分の得意な領域で依頼を請け負うので、それぞれの人材に特徴や個性があります。
したがって、自社の方向性に限りなくフィットしたスタイルで営業を行い、結果を出してくれる素晴らしい人材とマッチすることが可能です。
クラウドソーシングサイトには多くのフリーランスが集まっており、それぞれの得意分野やスキル、実績まで手間なく確認することができます。
うまくクラウドソーシングサイトを活用して、あなたの会社が求めているフリーランスの方を探してみましょう。
フリーランスへ営業代行を依頼するデメリット
フリーランスは個人で活動するので、柔軟に動けたり交渉もしやすかったりとメリットも多い反面、デメリットもあります。
リソース確保の問題や、対応速度の問題などの問題点を把握しておきましょう。
- 多くのリソースを活用できない
- 対応が遅れることもある
- こちらの要望に適した人材を見つけにくい
多くのリソースを活用できない
営業代行会社と違って、フリーランスは多くの人員を抱えているわけではありません。また、依頼したフリーランスが他にも案件を抱えている場合、こちらの依頼に対するリソースは限られてしまいます。
したがって、今月はフルに稼働して結果を残せたものの、来月は他の案件も抱えるので、稼働ができずに成果が落ちてしまうということもあり得ます。
せっかくスキルの高い人材を見つけても、業務量を増やすことができないこともあり、安定性に欠けるので注意が必要です。
対応が遅れることもある
フリーランスが複数の案件を抱えると、各クライアントへの対応はどうしても遅くなってしまいます。
専属契約でも結ばない限りはフリーランスの仕事を制限することはできませんし、進捗状況も確認しづらいです。
また、場合によっては報告内容に漏れやミスがあることもあるので、管理には手間をかける必要があります。
こちらの要望に適した人材を見つけにくい
現在は気軽にフリーランスを始める人材も増えたので、コストとスキルのバランスのばらつきが大きくなり、最適な人材を見つけるのは困難です。
また、納期を守らなかったり、適当な仕事しか行わない悪質なフリーランスと契約してしまう可能性もあります。
求める人材に出会えるかどうかは、運やタイミングも関係してきます。そのため、少しでも確率を上げるためには相手の実績や評価、スタイルが自社に合っているかを精査することが大切です。
長い期間でリソースが必要な場合は会社への依頼がおすすめ
ここまで、営業代行とフリーランスの特性やメリット・デメリットを解説してきました。その内容を踏まえると営業代行会社への依頼がおすすめなのは、長い期間でリソースが必要な場合であるといえます。
営業代行会社の強みは組織で動いているため、豊富なリソースを丁寧な管理下において提供してくれる点です。発注をする際に安定感を求める方は、会社へ発注を行いましょう。
KAITAKでは、リストの作成から営業文面の作成を行うので、社内リソースを使うことはありません。また、ターゲティングの提案なども行うので、長い目で見て効果を期待したいという方にもおすすめです。
単発ですぐに依頼をしたい場合はフリーランスへの依頼がおすすめ
一方、フリーランスへの依頼がおすすめなのは、単発ですぐに依頼をしたいときだといえます。なぜなら、フリーランスは会社よりも交渉がスムーズで、こちらの要望にもある程度柔軟に対応してくれるためです。
会社の場合は話のすり合わせに時間がかかる案件や要望でも、フリーランスなら直接交渉して素早く決定することができます。
発注をする際に、スピードや柔軟性を求める場合はフリーランスへの発注がおすすめです。
まとめ
営業代行会社とフリーランスの違いは、個人であるか、法人であるかというところです。
それぞれによさがあるので、自社が現状抱えている案件が、どちらに依頼したほうがスムーズに進んで利益を生み出せるかを判断することが大切になります。
どちらに依頼するかの選択を間違えずに、それぞれのメリットを引き出せば、自社の課題解決につながり、大きな成果を生み出すことが可能です。近年は積極的にアウトソーシングを利用する企業も増加しています。
だからこそ、じっくりそれぞれのメリットとデメリットを検討し、どちらを利用するかを検討してみてください。
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