新規開拓営業とは?営業手法16や成果を最大化させるコツも解説

新規開拓営業とは?営業手法16や成果を最大化させるコツも解説

新規開拓営業は、企業の発展や売上向上のために重要です。しかし、成果を達成するには緻密な計画プランで、顧客にあったマーケティング手法をとらなければなかなか成功にたどり着けません。

この記事では、新規開拓営業についての手法16選や成果を最大化させるコツ、営業時の注意点など、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

目次

新規開拓営業とは

新規開拓営業とは、企業が新しい顧客を獲得するために行う営業活動です。過去において接点のない相手と新たな関係を構築し、取引を行うまでにつなげることが目的で、長期的に企業が発展を遂げていくためには、なくてはならないプロセスと言えます。

相手の会社と関係性を構築するにはある程度の時間を要します。ルート営業やカウンターセールスといった営業法とは必要な能力も異なります。

新規開拓営業の重要性

新規開拓営業は、ほかの営業法に比べると難易度が高く、顧客獲得につながらないことも多いため、成果を達成するまでの時間も長く、つらい業務の一つです。

しかし、企業の成長や売上・業務率のアップにはなくてはならないもののため、効率的に実施し、計画的に顧客を増やしていく必要があります。

新規開拓営業の成果となる、企業成長に必要な要素は以下の通りです。それぞれ項目ごとに解説します。

  • 顧客数の増加
  • 顧客ごとの案件規模アップ
  • 受注件数の拡大

新規開拓営業の必要性については以下のページでも詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

新規開拓の必要性とは?企業が新規にアプローチすべき理由と契約成功のコツ

プッシュ型営業とプル型営業

新規開拓営業には、プッシュ型営業とプル型営業の2種類があります。プッシュ型営業はアウトバウンド営業とも言われ、相手に直接的に働きかけて営業を行う方法です。飛び込み営業や、テレアポ、ポスティングなどがプッシュ型営業にあたります。

プル型営業は、インバウンド営業とも言われる営業法です。自社から直接働きかけるのではなく、興味を持ってくれるようなきっかけを作り、相手からの連絡を待つ方法です。サイトやWeb広告などを利用して、相手の興味をひきます。

新規開拓営業の事前準備

新規開拓営業を成功させるためには、事前の入念な準備が必要です。ここでは、事前準備に必要な内容をピックアップして下記の順にそれぞれ解説します。

  1. 明確な営業戦略を立案
  2. 自社を取り巻く外的要因を抽出
  3. アプローチを行うターゲットの選定

営業はなんとなく行っていても、明確な効果や成果は出ないどころか、時間ばかりがかかってしまい、費用対効果が望めません。そのため、準備をしっかりと行い、計画的に進めましょう。

明確な営業戦略を立案

まず行いたいのは、明確な営業戦略の立案です。営業戦略とは、営業活動を行うことによって効率的に売上を伸ばすために手法や方針をまとめたものです。どのような営業活動を行うか、どこに目標を定めるかで内容は異なります

新規開拓営業なら「新規顧客の獲得」が目指すべき目標であり、営業戦略です。自社のどんな商品またはサービスをどのように売り込んでいくのか、具体的にどのような営業方法を使うのかなども立案し、計画を立てていきましょう。自社の商品やサービスの特徴やメリットを必ず再度落とし込むことも忘れないようにしましょう。

自社を取り巻く外的要因を抽出 

戦略の立案には、外部から見た自社の姿を分析し、自社を取り巻く外的要因にも目を向けなければいけません

外的要因を分析する際には、以下のような視点で分析を行います。

  • 自社の商品・サービスにおける長所や短所の分析を行い、競合会社と自社の違う点を明確にする
  • マーケット上での自社の特徴を追求し、市場の動きや規制の変更、競合会社への対応などを分析し、目に見えないリスクへの対応力を分析する

分析を行う人の主観や思い込みによっては、誤った見解を導きかねません。また、データが古いと現時点にそぐわない結果が出てしまう恐れがあるのでその点によく注意しましょう。

アプローチを行うターゲットの選定 

営業戦略の立案や外的要因の抽出ができたら、具体的なターゲットの選定に入ります。ターゲットの選定は、以下のようなポイントをふまえて行いましょう。

  • 既存顧客の契約理由を明確にし、自社商品・サービスのニーズを明確化する
  • 市場の潜在的ニーズを可視化し、自社商品の優位性を発揮できるターゲットを見極める
  • 上記からペルソナを設定し、ペルソナに合うターゲットを成約に近い順に分けてリスト化する

ペルソナを段階的にリスト化することによって、より効果的なアプローチ法が見出せます

新規開拓営業の手法(プッシュ型)

ターゲットとなる顧客の設定ができたら、具体的なアプローチ方法の選定を行いましょう。そのためには、新規開拓営業の手法を理解しておくことが必要です。ここでは、プッシュ型の営業方法について下記の順に解説します。

  1. 飛び込み営業(訪問営業)
  2. テレアポ(電話営業)
  3. メール(DM・)営業
  4. ポスティング
  5. フォーム営業
  6. ソーシャルセリング
  7. 外部イベントへの参加
  8. ビジネスマッチングアプリ

飛び込み営業(訪問営業)

ターゲットである企業や住宅に、飛び込みで訪問し営業を行う方法です。直接訪問して担当者と顔を合わせて話ができるため、顔を覚えてもらえる、自社資料に目を通してもらえるなどのメリットがあります。

顧客側は、直接訪問されてむげにできない状況もあるものの、担当者の不在や、忙しくて時間がとれないなどの対応を取る場合も多いです。そのため、準備や移動に費やしたコストに見合う結果が得にくいというデメリットもあります。

テレアポ(電話営業)

テレアポは、テレマーケティングとも呼ばれており、電話を使用した営業活動のことです。顧客の電話番号が手元にあればすぐに営業でき、反応や手ごたえがダイレクトで分かりやすいなどのメリットがあります。

メールやFAXを使った営業に比べて、直接担当者と話ができるので相手の印象に残りやすいです。しかし、担当者につないでもらうのがむずかしく、話ができても具体的な商談に進めないなどのデメリットがあります。

テレアポの営業方法については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

営業電話をかける際のマナーやコツとは?注意点もご紹介

メール(DM)営業

メールアドレスを入手できれば、一斉送信してターゲットに一瞬で営業活動が行えます。コストがかからないこと、効率的に見込み客や潜在顧客の発掘ができることなどがメリットです。

多くの送信先に一斉にメールを送れますが、ほとんどのメールが読まれないまま破棄されてしまいます。そのため、思うような結果が見込めず、実際の取引に至らなかったり、成果が出なかったりすることが多いです。

最近では、個人情報保護法が強く言われていることもあり、メールアドレスの入手も厳しくなってきています。

ポスティング

ポスティングとは、自社製品をアピールするチラシやハガキなどの広告資料を作成し、ポストに投函するマーケティング方法です。担当者が自ら配布することもありますが、ポスティング業務を代行する専門業者に依頼することもあります。

ポスティングは地域やターゲット層が特定されている場合には、大変効率的なマーケティング手段です。広告を使った営業活動のなかでは、低いコストで実施できる優れた手法と言えます。ターゲット層に特化してアプローチできるので、集客効果も高いです。

フォーム営業

企業のホームページにあるお問い合わせフォームを使った営業手法です。問い合わせフォーム内に、自社の営業内容を書き込み、メール営業と同じように送信します。多くの見込み客・企業に対して一斉送信作業を行うだけなので、コストがかからず効率的です。

文面作成後はコピーしたものを複数回利用できます。ただし、問い合わせフォームからのメールは破棄されたり、迷惑メールとして処理されることもあるため、実際の営業活動に結びつかない可能性があることがデメリットです。

ソーシャルセリング

ソーシャルセリングとは、FacebookやInstagram、LinkedInなどSNSを利用した新規開拓営業のことを言います。上記のようなSNSを利用して、見込み客・企業との関係構築を行い、営業活動につなげる手法です。

方法としては、公開しているプロフィールから営業相手のSNSにメッセージを送るだけのシンプルな手法で、誰でもすぐに行えます。しかし、普段からSNSを利用し、プロフィールを充実させておいたり、丁寧なやりとりを心がける必要があるでしょう。

外部イベントへの参加

企業が行うイベントや展示会、交流会などに参加して、多くのビジネスマンと名刺交換をしたり、顔合わせをしたりすることも新規開拓営業の手法の一つです。さまざまな業種が集まる場所なら、新たなビジネスチャンスを得られる機会にもなるでしょう。

また、ある程度決まった業種が集まるイベントなら、ターゲットも絞られるため効率的に営業活動が行えます。名刺交換の機会は、営業訪問や新規開拓の商談を行う約束を取り付けるチャンスでもありますので、事前準備を怠らず、営業利益につなげましょう。

ビジネスマッチングアプリ

ビジネスマッチングアプリとは、ビジネス上の人脈を広げるためのアプリです。アプリにプロフィール登録を行うことで、興味を持ってくれた企業やビジネスマンとつながることができます。

直接コミュニケーションをとれば、実際に会う約束もできるでしょう。普段会えないような人とも知り得ることができるため、ビジネスチャンスが広がります。しかし、ネット上の情報だけなので、トラブルに巻き込まれないよう注意は必要です。

新規開拓営業の手法(プル型)

ここでは、インバウンド営業とも言われるプル型の営業手法を紹介します。手法の内容は以下の通りです。

  1. ウェブサイトやブログの活用
  2. インターネット広告の運用
  3. オフライン広告の利用
  4. 展示会・フォーラムに出展
  5. SNS運用
  6. セミナーを主催/共催

プル型の営業手法は、自社商品やサービスに興味を持ってくれた見込み客からのアプローチによって営業活動が始まります。そのため、商談につながりやすいことが特徴です。

ウェブサイトやブログの活用

公式サイトやブログで定期的に自社の製品やサービスに関連する情報を発信することで、世の中の人に関心を持ってもらうことも、新規開拓営業の手法の一つです。営業するだけではなく、資料請求や問い合わせ、見積りなどを対応する役割も担います。

キーワード検索などでサイトにたどり着いた利用者を顧客にするには、魅力あるサイトにしなければいけません。何度もサイトに訪れている利用者に商品やサービスの魅力が伝われば、商品購入やサービス利用につながるでしょう。

インターネット広告の運用

インターネット上で広告を配信し、顧客獲得につなげる営業活動です。広告には、以下のようなものがあります。

  • Web上の広告枠を利用したバナー広告・ディスプレイ広告
  • 検索キーワードによって表示されるリスティング広告
  • FacebookやInstagramなどの投稿欄に表示されるSNS広告

なかでもリスティング広告は、ターゲット層が明確なためCVにつながりやすいです。Web広告は潜在意識にはたらきかけ、認知度を高めます。更なるアプローチを行うことで営業利益につながる可能性も期待できるでしょう。

オフライン広告の利用

オフライン広告とは、新聞・雑誌・折込チラシ・看板・電車の中吊り広告・タクシー内のステッカーなどです。昔からの販促手法でなじみのある反面、ターゲットがあいまいなため、コストの割に集客が見込めないといったデメリットもあります。

新規顧客開拓というよりも企業のブランディングに役立ちますが、新聞契約者や電車通勤している方など一定の人たちの目に留まるため、自社を覚えてもらう、認知度を高めるという点ではメリットです。

展示会・フォーラムに出展

展示会・フォーラムへの出展は、自社への理解を深めてもらえるチャンスです。来場者との名刺交換、パンフレットや資料の配布、直接会話して顔つなぎを行うなどは、新規開拓営業活動として見込み顧客の獲得にもつながります。

来場者の目的はさまざまですが、自社アピールの場として優れており、反響も分かりやすいです。しかし、出展費用もかかり、準備から当日の業務までに労力も時間もかかります。そのため計画的に実施することが必要です。

オフラインでの見込み顧客の獲得については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

新規リード獲得方法とは|リード獲得施策を一覧でご紹介

SNS運用

SNSは個人的活動に留まらず、新規開拓営業の手法の一つとして活用されています。企業の公式アカウントを作成し定期的に発信して、SNS利用者に魅力をアピールできます。

LINEの友達登録やInstagramのフォロー機能は、SNS利用者を見込み顧客を獲得するための一手です。利用者は企業と簡単につながることができ、自分たちが欲しい情報をいち早くキャッチできるため、双方によい関係が成り立ちます。

SNSでは、情報発信以外にもターゲットにメッセージ送信もできるため、対面営業では会えないような人物でも、SNSで接点をつかんでアプローチをかける方法は有効です。

セミナーを主催/共催

自社セミナーの開催も新規開拓営業の手法の一つです。セミナーテーマに関連して自社商品をアピールすることもでき、興味や関心をもつターゲット層を顧客に取り入れる効率的な手段でもあります。

しかし、セミナーの開催で注意したいのが、自社商品やサービスの営業を前に押し出し過ぎないことです。参加者はあくまでもセミナーで新たな知識を得たい、学びたいと思って来ているため、あまりにも営業活動を全面に押し出してしまうと逆効果になる恐れもあります。

そのほかの新規開拓営業の手法

プッシュ型・プル型の新規開拓営業の手法を解説してきましたが、ここでは、それ以外の方法で営業活動を行う手法を紹介します。手法は以下の2つです。

  • 同業者や既存顧客からの紹介
  • 営業代理店サービスの利用

どちらも人を介して行う営業活動で、昔ながらの営業手法でもあります。2つの手法の解説とメリット・デメリットをまとめたので、参考にしてください。

同業者や既存顧客からの紹介

同業者や知人、顧客からの紹介で行う営業手法で、紹介営業とも呼ばれます。紹介者には事前に商品やサービスの説明を行い、正しく相手に伝えてもらうことも必要です。

初対面でも、友人や知り合いとの関係があるため、初対面でも馴染みやすく、気兼ねなく話を聞いてもらえるなどのメリットもあります。

しかし、もし相手との関係性がうまくいかないと、もともとの知り合いである知人や顧客に迷惑がかかるため慎重に行いましょう。

営業代理店サービスの利用

営業代理店サービスとは、自社製品の販売を代理で行ってくれる販売代理店と契約を結び、営業活動をしてもらうものです。協力してくれる販売店を探して契約するだけなので、負担が大きくありません。

代理店は、営業活動・契約業務・商談や取引・アフターフォローなど一連の営業活動を行います。限られた人員や資源を使って営業活動を行っている企業にとっては、てっとりばやく営業員を増やせるので、人員確保にも便利です。

新規開拓営業の成果を最大化させるコツ

営業活動のなかでも、新規開拓営業はゴールにたどり着くまでにさまざまな困難があります。そのため、ここでは、新規開拓営業の成果を最大化させるコツをピックアップしました。

  1. 新規開拓に使うリストを作成する
  2. 営業先の課題を理解する
  3. 自社のメリットや優位性を明確に示す
  4. 相手に寄り添ったアプローチを行う
  5. よい印象を残す
  6. 顧客情報を共有化・見える化する
  7. KPIを設定しPDCAを回す

上記のコツを理解すれば、新規開拓営業の成功を導けるはずです。うまく利用して、成功に近づきましょう。

新規開拓に使うリストを作成する

新規開拓営業には、リスト作りが大変重要です。可能な限り営業効果が高い企業リストを作る必要があるため、ターゲットの選定には時間を割かなければいけません。

リストに載せたい企業の情報は、オンラインならWebサイトやSNSから入手し、オフラインなら、電話帳データや展示会・セミナーなどのアンケートから集められるでしょう。

自社にある取引先のリストを見て、内容を精査しておくことも重要です。似たような業種や業態の企業であれば、アプローチ法なども参考にできます。

また、新規開拓に必要なリスト作成については、以下の記事でも詳しく解説しております。

リスト獲得とは?営業活動におけるメリットや具体的なリスト獲得方法を解説

営業先の課題を理解する

新規開拓営業では、営業先にあたる見込み顧客の課題を理解することが大切です。課題とは、企業のニーズでもあります。面談での情報収集が難しければ、アンケートなどを利用して情報を集めることも必要です。

また、新規の商談の初回で自社商品やサービスの売り込みを行うことは避けましょう。まずはヒアリングを行い、相手がなにを求めているのかを聞き取ります。その上でニーズがあれば、自社の商品やサービスの利用が効果的であることを伝えましょう。

自社のメリットや優位性を明確に示す

相手先との商談では、よく話を聞くことが重要です。その上で相手が抱える課題や問題を把握し、自社商品を利用するメリットを提示することができれば、ようやく商談に持ち込めるでしょう。

相手にとって興味がない商品やサービスの営業を行われても、時間の無駄であり、マイナスイメージを植え付けてしまう場合もあります。そのため、相手側にメリットを示すことは重要です。優位性を明確に示し、営業成果を導きましょう。

相手に寄り添ったアプローチを行う

相手先の課題が明らかになり、自社商品の優位性を見出せたなら、本格的にアプローチを行いましょう。ただし、この時点では強気の姿勢で攻めずに相手側の様子をみて、どのように進めていくべきかを考えましょう。

一度の営業で成約に進もうとはせずに、相手先に何度も訪問し状況や様子を伺うことで、相手側との信頼を構築します。この企業なら大丈夫と思ってもらえるよう、焦らずに関係性を構築していきましょう。

よい印象を残す

競合会社が多い地域では、商品やサービスの優位性にあまり差がない場合が多いです。そのため、できる限り相手先によい印象を与えることが、顧客獲得への道につながります。

たとえば相手が知りたい情報はなにか、どんなことに関心をもっているかなどに常にアンテナを張って対応します。すると、ヒアリングを行うなかで、相手側のニーズや需要がわかってくるでしょう。

顧客目線に立ち、相手側のニーズに応えることが大切です。次の訪問までに、相手側に必要な情報を提供できるよう準備しておきましょう。

顧客情報を共有化・見える化する

営業活動によって得られた顧客の情報を社内で共有し、見える化することで、営業の効率化につながります。顧客情報の変化とは、顧客の行動に何らかの変化があったときで、具体的には以下のような行動です。

  • 顧客側より問い合わせフォームに連絡がきた
  • Webサイトの訪問履歴があった
  • 自社の営業活動(セミナーへの参加やメールマガジンの登録など)に興味を示した

関心の度合いによって、アプローチ法も変わってきます。顧客の行動を分析し、どの程度関心があるかを把握しておきましょう。

KPIを設定しPDCAを回す200

KPIとは達成度を表すものです。新規開拓営業では、受注件数のKPIを設定しPDCAサイクルを回していくことが、達成への近道になるでしょう。

PDCAサイクルとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字をとったもので、この4つの段階を繰り返し実行することで、業務の改善を図り、組織の成長を促します

PDCAサイクルは、計画したことを繰り返し行うことが重要です。繰り返すことで業務の課題や問題点が浮上し、その都度分析や対処を行うことで効率化につながります。

新規開拓営業を行う際の注意点

新規開拓営業は、今まで接点や面識のない相手に営業を行うため、以下のような注意点があります。

  1. 情報共有を疎かにしない
  2. 相手に良い印象を与えられるよう心がける
  3. CX(顧客体験)の向上を意識する

新規開拓営業では、企業の発展や成長を得るために行います。そのため、相手との関係性を大切にすることが重要です。注意点を常に念頭に営業活動を行いましょう。

情報共有を疎かにしない

初対面との相手と話すときは、どれくらいの情報公開が必要かをお互い考えながら話すことになります。そのため、なるべく相手目線や相手のペースに合わせて情報共有を行うよう心掛けましょう。

新規開拓営業では、営業先と信頼関係を築くことが重要です。できるだけ相手に寄り添った対応で、相手側の課題やニーズを引き出しましょう。その上で必要な情報共有を疎かにせず、できるだけ相手側のニーズに応えられるようなものを準備する必要があります。

相手に良い印象を与えられるよう心がける

営業を行う時間帯の設定は、相手側の都合に合わせて決定するようにしましょう。相手側への配慮をせずに、自社都合で営業をかけるようなことをすれば、せっかくの信頼関係も台無しです。

事前に担当者の忙しい時間帯を確認しておく、余裕のある時間帯を提示してもらうなど、最低限の気遣いは必要です。会話を行うときも相手に好感をもってもらえるように、言葉使いや音量に気をつけるなど工夫しましょう。

CX(顧客体験)の向上を意識する

顧客体験とは、Customer Experienceの略で、顧客の体験や経験を意味します。具体的には、顧客が商品やサービスを購入した際に、どこに価値を見出したか・機能性はどうか・満足感はどのくらいかなどの感情的な部分も総合した体験です。

CXがよければ、顧客との結びつきは強くなり、新たな営業機会も得られるでしょう。そのため、形式的なやり取りに限らず、顧客の満足度を高められるように誠意をもって対応することが大切です。

新規開拓営業がうまくいかない場合の対処法

新規開拓営業は難易度の高い業務のため、どうしてもうまくいかないということもあるでしょう。そこで、ここでは以下のような対処法を紹介します。

  1. 適切なターゲットかを確認
  2. フォローアップできているかを確認
  3. 顧客体験を確認
  4. 営業代行サービスの利用も検討する

失敗した場合は、その理由を突き詰めて原因を把握することも必要です。原因を特定できない場合、上記の対処法を一つずつ検討してみてください。うまくいかない場合には、営業代行のような外部サービスを利用してみましょう。

適切なターゲットかを確認

新規開拓営業がうまくいかないときは、まずターゲットリストにある見込み顧客が自社のニーズに合っているかどうかを確かめましょう

ターゲット内にある見込み顧客であれば、今一度課題やニーズを的確につかんでいるかどうか、仮説を立てて分析を行います。エリアの選定をもう一度見直すことも必要です。

また、既存客の分析も行いましょう。どのような企業がどんな悩みやニーズを抱えているかを見直し、新規顧客の獲得に生かしましょう。

フォローアップできているかを確認 

アポイントがとれた相手には、定期的な連絡を入れてフォローアップを行いましょう。フォローアップとは、取引相手に後日連絡を取り、その後の状況確認や新たな提案、状況提供などを行い、関係を構築する手法です。

連絡しても責任者との約束が取れなかったり、商談したが取引につながらなかったりした見込み顧客も、連絡をしないままでいたらチャンスは巡ってきません。断られても定期的に連絡を取り、次の機会を狙うための準備を行いましょう

顧客体験を確認 

顧客体験の向上は、新規開拓営業の成功に密接に関係しています。顧客体験は、顧客が商品やサービスを認知し、購入を考え始めてからすべての接点においてのものを指すため、商品やサービス購入の有無は関係ありません。

今や商品やサービスのよさだけでは、顧客は購入や利用の決定を行いません。どちらがより好ましいか、価値があるかを見極めて決定するため、見込み顧客の顧客体験がよいほうが選ばれるのです。

そのため、できるだけ顧客との接点を増やし優良なコミュニケーションを得ることが重要です。

営業代行サービスの利用も検討する

新規開拓営業がどうしてもうまくいかないとお悩みの場合は、営業代行サービスを利用することも検討しましょう。顧客や契約獲得のために行う営業活動を外部の代行会社に委託することで、業務を代行してくれるのが営業代行サービスです。

一連の営業に関わる業務にプロが携わり、営業場面の代行・同行・サポートなどを行うことが主な役割です。営業活動の負担を減らすことで、営業以外の業務に集中できるなどのメリットがあります。

新規開拓営業ならカイタクへお任せください

新規開拓営業を依頼したいと代行会社を探しているのなら、ぜひカイタクにお任せください。カイタクでは、既存の営業方針や戦略を基に営業代行を行うだけではなく、クライアント様の商品やサービスの魅力やその課題を発掘し、的確な営業戦略の提案や業務代行を担います

カイタクは、新規顧客の開拓や営業部の負担軽減などのお悩みに的確に対応し、より効果的な営業戦略の提案・代行を担う、伴走型営業支援サポートを行う会社です。営業活動のトータルサポートなら、ぜひカイタクにお任せください。

運営会社名株式会社イメジン
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料金プラントライアル・ベーシック・ライト・スタンダードの4プランを提案
申込・相談窓口050-3184-3852
URLhttps://kaitak-sales.com/

まとめ

新規開拓営業の手法やコツなどについて解説しました。新規顧客を開拓する方法はさまざまですが、ただ商品やサービスを売ることだけを考えていては成功しません。顧客のニーズはなにか、どんなことに悩み、必要としているかをくみ取ることが大切です。

また、顧客リストの作成に時間がとられていては、肝心の営業活動の時間が取れなかったり、効率的な企業成長の妨げになったりする場合もあります。そんなときには、カイタクをはじめとする営業代行社やツールなどを利用して、的確なターゲット層を決定しましょう。優良な顧客をつかむためには、中長期的な受注が可能かどうかなどの判断も必要です。長くお付き合いができ、信頼できる顧客をつかみましょう。


 

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カイタクは、フォーム送信自動化ツールや従来の送信代行企業とは異なり、プロのライターによる訴求メッセージの作成と、目標に照らしたオリジナル送信先リストの作成に加えて、月1回の「勝ちパターン探し」の戦略会議を特徴としています。

テレアポ・手紙・FAXも組み合わせたマルチチャネル営業

また、新規営業のアポの獲得の成功率には、ライティング(訴求メッセージの作成)とターゲティング(送信先リストの作成)の組み合わせのほかに、営業チャネル(コミュニケーション媒体)も大きく影響します。カイタクでは、「フォーム送信」「フルコール(テレアポ)」「手書き風手紙」「FAX DM」などの媒体を組み合わせた「マルチチャネル営業」も得意としています。

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