「専門的な商材や難しい要求に対しても、トークスクリプトや架電方法を変えながら効果的にアプローチ。柔軟なサポート体制に感謝しています」
株式会社ソラミチシステムは、「最高の仲間と、最高の医療を!」というミッションのもと、調剤薬局向けのシステムなど医療業界のDXを進めるサービスを提供している。そのひとつが、調剤薬局の業務をサポートするクラウド電子薬歴サービス「CARADA 電子薬歴 Solamichi」だ。薬歴とは、保険請求や保険点数の加算取得のために必要な、患者に対する服薬指導などの記録のこと。同サービスは、薬剤師の手書きや手入力で行われていた薬歴の記録や管理をサポートする。サービス提供の背景には、薬局が地域医療に果たす役割を強化するための厚生労働省の方針があった。ソラミチシステム社の営業企画部の岡田さんは、開発経緯をこう話す。「2015年、厚生労働省が薬局のあり方について、『対物業務から対人業務へ』という、患者のコミュニケーションを重視する方針を打ち出しました。それに伴い保険請求の点数に関わる要件が増え、処方箋の履歴だけでなく薬歴を細かく記録に残すことが必要になり、薬剤師の事務負担が増加。私たちはその業務をサポートするためのシステムを開発し、提供を開始しました」。
「CARADA 電子薬歴 Solamichi」は、システム上で患者の属性に応じて表示される「指導ナビ」に従って患者に服薬指導を行い、その項目にチェックを入れることで、簡単に薬歴を作成・保存できる。クラウドサービスのため、ネット環境があれば場所を選ばず利用可能。患者宅などの薬局外でも正確に薬の処方ができ、それまで紙で持ち運ぶ必要があった個人情報の紛失を防げるというメリットもある。アカウントごとの利用料で使えるため、専用のパソコンとソフトウェアの導入が必要だった従来のサービスと比較して、コストも大幅に抑えられる。2024年にはcorte社と共に開発した、患者との薬歴指導の会話を生成AIが要約してテキストで表示する入力サポート機能を追加。業務時間のさらなる短縮や、医療の質向上を実現している。

岡田さんは、新規顧客への「CARADA 電子薬歴Solamichi」の営業に加えて、既存顧客に対して他の業務支援サービスを訴求できるオンラインセミナーに注力している。「薬剤師向け研修」や「調剤業務のAI導入」など、調剤薬局にとって関心の高いテーマについて伝えながら、ソラミチシステム社の医療への思いや具体的なソリューションを参加者に案内している。このセミナー集客強化のため、岡田さんは営業支援サービスの利用を決めた。「おかげさまで電子薬歴システムを導入いただく店舗が増えています。一方で当社は、提携先と共にAI薬歴支援のほか、薬のピッキングをサポートするサービスなど、さまざまなシステムを開発・提供しています。契約薬局の皆さんをより多角的にご支援したいという思いから、営業支援サービスも活用して、コミュニケーションの機会であるセミナーへの集客に注力することに決めました」。

提携企業からの紹介をきっかけに営業支援サービス「カイタク」を導入。継続的なプランを利用した。自社システムを導入済みのユーザーを中心としたリストを使い、大容量の架電によるアプローチを実施。アプローチの結果、47~49%の担当接続率で、平均10%のセミナー参加申込を獲得した。
岡田さんは、アポ獲得の成果だけでなく、カイタクのサービスの柔軟性を評価している。「より多くのお客様にご参加いただくために、当社はさまざまな種類のセミナーを頻繁に開催しています。そのためカイタクの皆さんには、アプローチの時期に応じた誘導先のセミナーの変更や、2種類のセミナーを同時に案内してほしいといった難しいご依頼もしてきました。それでもその都度、架電担当の方がセミナー内容を学習してくださったり、トークスクリプトを変えてくださったりと、柔軟かつ丁寧に対応していただけたのがとてもありがたかったです」。
岡田さんは、カイタクの一定サイクル終了後、さらに追加して継続利用を契約。「サービス内容や申込獲得の成果は評価していますが、架電での申込者のセミナー参加率のアップなど、まだ課題もあります。カイタクは、使えば使うほど営業の精度が上がっていくサービスだと思うので、テレアポ申込者のセミナー参加率やその後のフォロー施策に関するフィードバックも含めて、こちらが持っているデータもご提供しながら、今後も、ともにアプローチ方法の改善を図っていきたいです」。

ソラミチシステム社が描く医療の未来を実現するためのキーワードは、今、世界で求められている「社会的処方」だ。「社会的処方」とは、疾患を治療するだけでなく、患者の抱える問題の解決や社会とのつながり作りを支援することで、患者のウェルビーイングを向上する取り組みのこと。「社会的処方は総合診療医の仕事だと言われていますが、私たちは薬局もその役割を果たせると考えています。薬局は数も多く、医療機関や介護施設との連携も可能です。薬剤師の皆さんは新しい医療について学ぶ素地のある方々ですから、実現は可能だと思います。実際に、処方箋通りに薬を出すだけではなく、地域社会の人々の健康を維持するための取り組みを進めている先進的な薬局もあります。これからもソラミチシステムは、薬剤師の方の業務効率を上げて、薬剤師が本来の仕事に専念できる時間や、社会的処方の勉強ができる時間を持てる環境を作り、誰もが安心して医療が受けられる社会の実現に寄与していきたいです」。

クラウド電子薬歴サービス「CARADA 電子薬歴 Solamichi」などの調剤薬局内システムの企画、開発、販売を手がける。株式会社エムティーアイの子会社。
DOWNLOAD
CONTACT
BtoB企業における営業全般の課題から新規事業の販路構築の相談までサポートします。お気軽にご相談ください。
MAIL MAGAZINE
業界別の成功事例や営業の基礎知識に至るまで、貴社ビジネスをサポートするメールマガジンをお届けします。